【演技一筋】田村正和のデビューから最後の作品までまとめ!

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ドラマ「古畑任三郎」シリーズなど、多くのドラマで活躍した俳優・田村正和さんが4月3日、心不全のため東京都内の病院で亡くなりました。77歳でした。

田村さんの早すぎる死を嘆くドラマ関係者は数知れず、その功績はまさに伝説ともいえるほどです。

演技一筋だと言われている田村正和さんのデビューから最後の作品までをまとめてみましたので、どうぞご覧ください!

【訃報】田村正和は演技一筋!デビュー映画から最後の作品まとめ!

田村正和さんは1943年8月1日東京で生まれました。

父親は往年の大スター阪東妻三郎さん、兄の高廣さんと弟の亮さんも俳優という役者一家の中で育ちました。

デビュー当時の田村正和

田村さんは昭和36年のデビューから、最後の出演となった平成30年にフジテレビ系ドラマ『眠狂四郎The Final』まで演技一筋の人生でした。

そんな、田村正和さんの俳優人生を辿っていきます。

映画「永遠の人」で本格デビュー(1961年)

『永遠の人』の田村正和(左)

田村さんのデビューは早く、1961年の高校在学中に映画『永遠の人』が最初でした。

この作品は翌年の1962年に第34回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされるなど、田村さんにとっても忘れられない作品になりました。

大学在学中にNHK大河ドラマ『花の生涯』出演(1963年)

若干20歳の田村さんはNHK大河ドラマ『花の生涯』に出演されました。

こちらの作品は田村さんが大学在学中であり、学業と俳優業を並行していました。

さらに、この『花の生涯』をきっかけに後5年連続でNHK大河ドラマに出演されています。

若い頃の田村正和

また、1965年には映画『この声なき叫び』で初の単独主演もされており、大学在学中という忙しい中でもメキメキと実力を付けていきました。

昼ドラマ「冬の旅」で人気に火が付いた!(1970年)

田村さんは脇役が多く、その認知度も大変低かったんです。

しかし、1970年にTBS系ドラマ「冬の旅」で主演のあおい輝彦さんの義兄役で大注目され、一気にその存在が認知されました。

これで人気に火が付いた田村さんは、1972年「眠狂四郎」(フジテレビ)のニヒルな役どころでさらに好評を得て、その哀愁漂う演技が女性の心をつかみました。

今では、物静かな口調やニヒルな雰囲気がカッコ良いと評判の田村さんですが、当時はそれが公になるまで時間がかかったようですね。

「乾いて候」で田村3兄弟で初共演!(1983年)

その後もドラマ出演でぐいぐいと人気を上げていった田村さんですが、1983年に『田村3兄弟』で初共演もされています。

ドラマ『乾いて候』より三男・亮さん(左)、長男・高廣さん(中)、次男・田村正和さん(右)

ドラマ『乾いて候』での3兄弟揃っての貴重なオフショットです。

3人の仲の良さがとてもよく伝わりますね!

コミカルな演技で新境地開拓(1980年~90年代)

田村さんは『乾いて候』(1983年)以外にも、「ニューヨーク恋物語」(1987年)「過ぎし日のセレナーデ」(1989年)などがヒットし、大変話題となっていました。

そんな中でもそれまでの田村さんのイメージが変わる作品が話題になりました。

ドラマ「うちの子にかぎって…」でのコミカルな役が人気!(1984年)

田村さんは1984年TBS系ドラマ「うちの子にかぎって…」で主演をされています。

このドラマで田村さんは小学校の教師役をされ、「自由奔放な子ども(生徒)たちに振り回される教師」というコミカルな役どころでした。

これをきっかけに1987年のTBS系ドラマ「パパはニュースキャスター」というコメディドラマで主演をされています。

コメディ路線に転向した田村さんの演技が好評だったこのドラマは、放送終了後もスペシャル版が3本制作される程の大人気でした。

『古畑任三郎』で不動の地位を獲得!(1994年)

これまでとは違ったコミカルな演技で新境地を開いた田村さんは、お笑い芸人らがものまねするなど、若者にも人気の火種が飛ぶようになります。

そのきっかけはフジテレビ系ドラマ『古畑任三郎』(1994年)でした。

古畑任三郎は言わずと知れた大人気ドラマですが、田村さんはこちらを10年以上演じ続けた代表作の一つとなりました。

ちなみに、『古畑任三郎』をきっかけに”テレビアカデミー賞第1回主演男優賞”にノミネートされ(こちらは辞退)、その後もフジテレビ系ドラマ『さよなら、小津先生』(2001年)でも同賞を受賞しています。

華々しい受賞歴と最後の作品(2000年代)

ドラマ『そうか、もう君はいないのか』で日本人初の快挙!(2009年)

2000年代に入ってからも田村さんの快進撃は続きます。

2009年のTBS系特別企画ドラマ「そうか、もう君はいないのか」で田村さんは主演を務められました。

このドラマでの、田村さん扮する小説家:城山 三郎の名演が話題になり、モナコの第49回モンテカルロ・テレビ祭において、テレビフィルム部門の最優秀男優賞を受賞しました。

これは、日本の民放作品としては初の受賞という快挙でした。

田村正和、最後の作品(2018年)

田村さんの最後の作品となったのは、2018年のフジテレビ系スペシャルドラマ「眠狂四郎 The Final」でした。

このドラマは1972年に全24回放送された後も、計4回も特別放送される程の人気作品でした。

それの最新作が20年以上ぶりのこの作品の視聴率は7.9%と、テレビ離れが囁かれる昨今の時代劇にしてはかなりの高視聴率を叩き出しました。

そして、この作品が田村さんの遺作となりました。

田村正和の男らしい引き際

田村さんは2018年に雑誌インタビューで引き際とも捉えられる発言をされています。

定例の食事会の時の話・・・

僕のことを気にかけてくれているスタッフがいてね。

その人たちに今年の年賀状で『のんびりしたい。無職の日々が楽しみだ』って書いたの

引用元:FRYDAY 2018年4月20日 田村正和インタビュー記事より

さらに、記者の質問に対し、田村さんは・・・

長い時間かけて感じてきたことが、あの作品(『眠狂四郎 The Final』)でハッキリした。

でも、(引退を)大っぴらに言うのは趣味じゃないから。まあ、宣言してもいいんだけどね

引用元:FRYDAY 2018年4月20日 田村正和インタビュー記事より

田村さんにとって、『眠狂四郎 The Final』はあまりいい演技が出来なかったと言っています。

それは田村さん自身にしかわからない感覚なのだそう。

多くを語らない田村さん。

なんとも潔い良い、彼らしい”男の引き際”といえるのではないでしょうか。

それから3年後の2021年4月3日、田村正和さんは息を引き取りました。

これからも、田村さんが残してくれたたくさんの素晴らしい作品たちを見直していきたいと思います!

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